Ztoができるまで クリアパック編


Ztoができるまで クリアパック編


発売前からファンがいた フェイスクリアパック

「Ztoクリアソープ」と平行して開発に取り組んだのが、のちにクチコミで評判となった「Ztoフェイスクリアパック」です。そもそも天然ゼオライトの吸着力は、無数に空いたオングストローム(1億分の1センチ)級の穴によるもの。穴の表面積は粒子が細かいほど大きくなり、吸着力もアップします。

NZKはこれを超微粒化する技術を持っていました 。水や空気ばかりか、油も吸着してしまうゼオライトは、例えば石油タンカーの船床に溜まるやっかいな原油の塊の除去にも使われるほど。こうした性質と薬にも使われる安全性から、すでにパックとして愛用するスタッフもいて「皮脂や毛穴の汚れやがビックリするほど落ちる」「パックとして売り出せば?」といった声は早くから上がっていたのです。高純度の天然ゼオライトを惜し気もなく使えることもあり、誰の目にもごく簡単に見えたフェイスパックの商品化。ところが、これをいざ完全無添加で作るとなると、いくつものハードルが待ち受けていました。

偽りのない“完全無添加”をめざして

化粧品事業については発売元の立場から納得できる商品を企画し、製造は専門メーカーに委託する方針を選択しました。しかし、天然素材による化粧品製造はリスクが大きく、天然ゼオライトがすぐれた化粧品原料であることは認めながらも、完全無添加を貫くZtoのコンセプトはなかなか受け入れてもらえません。自然派、無添加をうたっても、実はいろんな抜け道がある現状を改めて痛感しました。

100社以上に打診してようやくたどり着いたのは、無添加を謳う製造メーカー。Ztoが求める本物の完全無添加へのこだわりを受け入れてもらうことを条件に取引を開始しました。ここでチャレンジ精神旺盛な技術者と出会い、ようやく製法の具体的な検討が始まります。しかし、第1のハードルになったのは、やはり防腐剤の問題。どんな天然鉱物も、採掘からの過程で土に含まれる菌が混入し、水を加えることによって変質します。だから通常は、防腐剤や薬品で処理を施すのが常識。とりわけ手こずったのが、カビの胞子である芽胞です。これは大腸菌などのバクテリアに比べて耐熱性があり、なかなか死滅しないやっかいなもの。これには熱心な技術者も完全にお手上げでした。

業界では用いえない、ある滅菌法で“Ztoコンセプト”を貫く

試行錯誤の末、防腐剤などの薬品を使わない滅菌法を発見したのは、私たちが業界の発想と無縁だったからかもしれません。大学教授や研究者の知恵も借りつつ、おそらくは化粧品業界では用いえない方法でこの難問をクリアしました。しかし、すぐ次のハードルに突き当たります。それは、プチプチした焦茶色のものが発生してしまうこと。製造の過程で何かが混入するのか、成分自体が変質するのか。またも、ひとつずつ検証していく作業が始まりました。その原因も思いがけないことから見つかり、問題も解決してようやくリリースに漕ぎ着けたフェイスクリアパック。ところが空中浮遊菌を避けるために、エアレスタイプの容器を敢えて選択したところ、キャップを締め忘れるとパックが固まってしまうという最後のハードルが待ち受けていました。

結局、200種以上の容器を再検討することになり、採用が決まったのは、中にアルミをはさんだ三層構造のチューブタイプ。コストはさらにふくらみますが、空気を完全に遮断できるため、劣化の心配がありません。ひとつの商品を作るとき、安全性に安易な妥協はしない。ベストの素材で納得できるものが完成したとき、そこで初めて適性価格でリリースできるかを考える。こうしたZtoのモノ作りの方法論は、のちのすべてのアイテムに踏襲されていくことになります。


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