

【Zto通信:vol.0175】
「トンボは乗り物なんだよ☆」
お盆を過ぎれば・・・とはよく言いますが、
今年の夏はまだまだ終わる気配がないようです。
先週末、いわゆるお盆期間中のこと。
近所の小学生らしき男の子たちの会話が、耳に入ってきました。
「お盆の間トンボは捕まえちゃだめなんだよ!
トンボがご先祖様を連れて帰ってくるんだから。
おじいちゃんも戻って来るんだから」
いまどきそのようなことを知っている小学生がいることに
少し驚いたのと同時に、嬉しい気持ちになりました。
昔からお盆の時によく飛んでいるトンボを、
“盆とんぼ”または“精霊とんぼ”と呼んだりしていますが、
そのトンボの正式名称は
「ウスバキトンボ(薄羽黄とんぼ)」というそう。
地方によっては、「オニヤンマがご先祖様の魂を連れて帰ってくる」と
言われているところもあるようですね。
そのため、決して捕まえたり、殺生してはいけないと
言い伝えられていますが、それがちゃんと今も、
現代の子供たちに伝えられていることを感じて、
「やっぱりこういう文化はきちんと受け継いでいくべきものだなぁ」
と、改めて考えさせられました。
ウスバキトンボは、稲作で害虫を食べてくれる益虫であるために、
そういう面からも殺生をしないように、という話があるようですが、
ご先祖様を供養する“お盆”という一つの慣習にも登場させることで、
命を、自然を大切にする、日本人の古くからの慣習の素晴らしさに
思いを巡らせるよい機会になっているように思えますね。
トンボを見る目がまた一つ、趣のある“乗り物”(笑)として
変わったような気がします。